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法治国家における憲法と法律の関係性

人間は、本来、自分の好きなことや利益になることをやる動物です。
人間には理性が働きますが、すべての人間が理性によって行動するとは限りません。
この状態では、ずるい人や力がある人が人の物を横取りするなど、得をする可能性が高くなります。
社会秩序の維持が覚束なくなりますので、何らかのルールを作ってそれを守ることで社会を秩序あるものにします。
法律を制定するのは、国民の代表である国会議員から構成される国会です。
そして、その法律に基づいて行政を実施するのが政府です。
法律は国民を縛るルールであるため、国民の代表である国会が制定し、その範囲でしか政府も行政権を行使できない仕組みになっています。
一方で、法律が国民の権利を不当に制限することがあります。
その場合、その法律が憲法に反していないかを審査するのが裁判所の役割です。
その意味において、憲法は国民の権利を擁護し、国家権力を制限する役割があると評価できます。
これが法治国家の基本的なルールです。

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